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バカとテストと召喚獣7.5 感想

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)
(2010/02/27)
井上堅二

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あらすじ
 些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂躙されて!?『僕とダウトと男の尊厳』。学園長からのオイシイ話=惨劇フラグ、『僕とホンネと召喚獣』。吉井家の食卓に地獄の門が口を開く『僕と福引きと闇の鍋』。高校一年生の春、ドイツから帰国したばかりで戸惑う美波だったが―『ウチと日本と知らない言葉』の4本で贈る青春エクスプロージョンショートストーリー集第3弾。

感想
 今やファミ通文庫の看板? とも言うべきバカテスの外伝です。いきなりここから入るのは自分でもどうかと思わなくもないですが、一巻から始めるのも面倒なので途中乗車です。
 まず一番目を引くのは本編の内容――ではなく表紙ですね……ええ、表紙です。
 実はこれが発売される前、表紙を飾る人物を予想しながら楽しみにしてました。ほぼ主要なキャラが出揃った今、果たして最新刊を代表するのは誰か!? そんな事を思いながら、嬉々として書店に足を運びました。
 結果は……上記の通り、予想の遥か斜め上をいってました。
 表紙で言葉を失ったのは、SHI-NO以来久しぶりです。もっとも、方向は全く異なりますが。
 本編の内容は、
『僕とダウトと男の尊厳』
『僕とホンネと召喚獣』
『僕と福引きと闇の鍋』
『ウチと日本と知らない言葉』
 の四つ。とても面白かったです。特にホンネと闇鍋。闇鍋のほうは、これからの本編にも関わる内容だっただけに、今後の展開に胸膨らませてしまいます。もしかしたら明久くんの命運もこれまでかもしれません。
 『ウチと日本と知らない言葉』は定番の過去編でした。どうもこういうのってシリアスな雰囲気があるので敬遠してたんですけど(コメディならコメディと割り切って読みたい)、試しに読み進めてみたら予想以上に良い話で感動しました。
 とりあえず印象としてはこんなところでしょうか。ちなみに、途中にあった小ネタは見なかった方向で。
 あれはあれで面白いんですが、今回は一部が、まあ……ね。

評価:★★★☆

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テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

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